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パソコンの頭脳であるCPU(中央処理装置)は、内部のトランジスタが演算を行うたびに発熱いたします。高負荷時にはコア温度が一気に上昇し、何も対策をしなければあっという間に高温となります。
CPUの温度が許容範囲を超えますと、まずクロック周波数を自動で落として発熱を抑える「サーマルスロットリング」が発生し、処理速度が大きく低下いたします。さらに温度が上がりますと、マザーボード(メイン基板)側で保護機能が働き、105度前後でPCが強制シャットダウンされる仕組みとなっております。冷却が不十分なまま使い続けますと、CPUそのものはもちろん、マザーボードのVRMやコンデンサ、最悪の場合には発煙・発火といったリスクすらあり得ますので、CPUクーラーは決して妥協のできないパーツです。

CPUクーラーの主流は、サイドフロー/トップフロー型の空冷ファンですが、近年は一体型(オールインワン/AIO)水冷クーラーも比較的お手頃な価格で入手できるようになっており、自作PCユーザーの間で根強い人気がございます。空冷と比較した水冷のメリットは、冷却液(クーラント)の高い熱輸送効率により、ハイエンドCPUのフル稼働時でも温度上昇を緩やかに抑えられる点、そしてラジエーターの設置自由度により高さ制限のあるケースでも採用しやすい点です。
今回は、水冷CPUクーラーの中でも価格が比較的お手頃でネット上のレビュー評価も高い「AquaChanger 240」を購入してまいりました。240mmサイズのラジエーターを搭載しており、メインストリーム〜ミドルハイ帯のCPUを十分に冷却できるモデルです。

こちらは水冷ヘッド部分で、CPUのヒートスプレッダ(IHS)と直接接触するコアプレートです。グリスを塗布し、ヒートスプレッダ→コアプレート→クーラントへ熱を伝導させ、ラジエーターで放熱する仕組みとなっております。コアプレートの平面精度が冷却性能を大きく左右いたしますので、装着の前に保護フィルムをしっかり剥がし、グリスは「米粒大」を中央に置く方式でムラなく広げるのがポイントです。

続いて240mmラジエーターです。120mmファンを2基搭載できる定番サイズで、フロントマウントもしくはトップマウントに対応するミドルタワーケースなら、ほとんどの場合問題なく搭載が可能です。ケース選びの際には「240mmラジエーター対応」と明記されているモデルを選ぶと安心です。

こちらはマザーボードへの固定金具です。Intel・AMD両方のソケットに対応するマウントブラケットが同梱されておりますので、自作PCの構成に合わせてご利用いただけます。
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